ジオン注射療法について

 ジオンは注射液を内痔核に直接注射して痔核血管を縮小させ、なおかつ脱出してくる痔核を、元の位置に引き戻して脱出、出血などを改善する内痔核の治療法です。
 ほどんどの方が翌日から脱出しなくなる画期的な治療薬です。
  
方法

 注射を打つ位置は、基本的には「痛みを感じない粘膜の部分」ですが、筋肉や肛門皮膚に近いところに針が進むときは、痛い感じがすることがありますので、言って頂ければ位置をずらして投与します。一ヶ所の痔核に対して4ヶ所に薬液を分割して投与しますので、何度も治療用器具が肛門に入りますが、手術に匹敵する方法ですからすこし頑張って下さい。肛門の力が上手に抜ける方はほとんど苦にもなりません。
*注射法は熟練を要します。当院ではすでに多くの方が治療を受けられています。安心してご相談ください。
麻酔について

 当院ではほとんどの方が麻酔を必要としておりません。ゆっくり、丁寧に治療用器具を挿入しているからです。肛門の力が強い方のみ、一般に行なわれているように肛門周囲に麻酔を行なっています。
 また、注射後、液が浸透してゆく際に「違和感」や「鈍痛」があることもあります。必要な場合は点滴内に鎮痛剤を入れています。しかしそういう痛みのある方は全体の患者さんの5%ほどです。
治療後

 ほとんどの方が翌日から脱出しなくなり、従来行なっていた手術と同等以上の効果がありますが、治療後も肛門に負担がかかるような生活を続けていると10人に一人は部分的に再発することがあります。治療後は排便習慣等を改め、再発させないようにしましょう。
 *このことは逆にいえば従来手術していた方の90%近くの方がこの治療で「完治」するということなのです。
入院について

 当院では日帰り手術を積極的に行っていますが、入院が必要な場合もあります。どの様な治療が希望かも考慮して治療方法を選択しています。気軽にお問い合わせ下さい。